松尾交子の天下布舞

　人生って、色々あるわけです。
　良いことも、悪いことも。
　バランスよく、やってくるのです。

　その中でも、これだけは！と思って、続けているのが、演劇です。
　私は演出家になりたくて演劇をやっているのではなく、演劇を創るのが好きなので演出家になっている人です。

　まだまだ、伝えたいことがある。
　まだまだ、創りたいものがある。
　まだまだ、学びたいことがある。

　私は、いつまでも演劇に対するモチベーションだけは、下がらないようです。
　それは何なのかはわかりません。

　マグロのように、創り続けなければ死んでしまう。
　この時代、この瞬間、ここに私が知覚する流れに石を投げる。

　それが私にとっての演劇活動のような気がします。

　これが自分にとっては当たり前なんだけど、少数派なんです。
　マイナーな存在だな。

　だから、多少なりとも、価値があると思いますよ♪

　神社で手を合わせるとき、「この私を使ってください」って伝えます。
　生かされているので、そう思います。
　生きる力、存在意義、すべきこと、誰一人、不必要な者はいません。
　私はそう思います。

　単純だけど、大事なこと、伝えていける、そんな作品を創り続けたいです。