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2013年06月05日

目は口ほどにモノを言う

目は口ほどにモノを言う


 先日、歴史研究家の神谷昌志先生にお会いした。
 メガネをかけていらっしゃらなかったので、ついマジマジと目を見てしまった。
 思わず、「綺麗な目だなあ」と思った。

 過去、明善フォレストのOさん、NLファームのSさん、山口国際ハートクリニックのYさんの時も、そう思ったことがある。

 自分の好きな仕事をされている人は、本当に目が綺麗。

 多分、殆どの人が相手の顔を見るとき、目を見て話をすると思う。
 私はつい、その人の目の奥に何が見えているんだろう?と思って、じっと見てしまう。

 神谷先生の目の奥は本当に綺麗だなって思うのです。80歳を過ぎて、美しい瞳でいられるって良いなって。

 先日、子ども劇団の上級コースチームの活動が一旦終了しました。2年間の間にズイブンと顔つきが変わったなあと。勿論、歳を重ねて、お姉さんになったと思いますが、目標を持って、凛々しい表情になった気がします。自分への誇りを持ったなあと。

 目は口ほどにモノを言う。

 卑しい感情と仲良くなると、表情も目つきも卑しくなります。自己否定ばかりすると、目に精気が無くなります。
 今自分は、どんな表情を、目をしているんだろうと、時々思います。

 子どもを見ると、可愛くてたまらない気分になります。
 若者を見ると、未来に期待します。
 年配の方を見ると、色々教わりたくなります。

 どの年代であろうと、他人に気を配ったり、人の為に動ける人間を見ると、本当に尊敬します。

 そういえば昔、心から愛した女性がいて(レズじゃないですよ)、彼女は私と街を歩いていたら突然、ダンボールで寝ている人のところに近寄って「大丈夫ですか?」って声をかけたんです。驚きました。寝てたお年寄りは「ありがとう、大丈夫だよ」と答え、その女性は私のところに戻ってくると「困っている人を見ると、ほっとけないのよね」と微笑んで言いました。正直、びっくりしました。そして、市の福祉事務所の人に路上生活者の生活支援に対する陳情書を提出する際、記者団を呼んで、正々堂々と陳情書を読み上げる姿を見て、感動しました。そんな彼女と教会に行った時、クリスチャンの彼女は気恥ずかしそうに十字架を見つめながら、私たちしかいないのに、3列目ぐらいに嬉しそうに座って、お祈りをしました。「路上生活者の活動を私もkoko(私のこと)ちゃんもしてなかったら、絶対、kokoちゃんは友達にならない人だわ」と言われました。彼女は華奢でおとなしく、私はガハハと笑うパワー満載女だったからです。(今も変わりませんが)だけど、「私、弱い人の為なら強くなれるの」と言っていた彼女の目はとても澄んで、力強いものでした。

 私もそんな目を持てるかな?持ち続けられるかな?

 そんなことを思いながら、神谷先生とアハハ笑いながらお話をしました。
 楽しい、楽しい、ひと時でした。 


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